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アジーの成分が細菌感染症にどのように有効なのか調べてみた

2020年01月31日
薬を飲んでいる男性

アジーの有効成分はアジスロマイシンと呼ばれる抗生物質で、多くの種類の細菌感染症に効果があります。感染症の治療のためにアジーを服用する場合は、有効成分の働きや殺菌効果がある病原体の種類について知っておくことが大切です。

アジーに配合されているアジスロマイシンはマクロライド系抗生物質のひとつで、病原菌の増殖を邪魔する働きがあります。細菌は細胞分裂を繰り返して増殖を続けますが、アジーの有効成分は細菌が細胞分裂をする作用を阻止します。増殖ができなくなった病原菌は人体の免疫細胞に殺傷されて体から排除されるので、病気が完治する仕組みです。

細菌が増殖する際に、遺伝子の複製を作成して細胞を構成するタンパク質を合成します。合成されたタンパク質とコピーされた遺伝子を組み合わせることで、新たな細胞が完成する仕組みです。細胞がタンパク質を合成するメカニズムですが、細胞内にあるリボソームと呼ばれる器官が遺伝子の情報(設計図)を読み取ってアミノ酸を結合します。リボソームは2種類のタンパク質のブロックで構成されていますが、アジーの有効成分(アジスロマイシン)は病原菌のリボソームを構成する片方のブロックに結合する性質を持ちます。リボソームにアジスロマイシンの分子が結合するとタンパク質を合成することができなくなり、細菌は細胞を作れなくなって増殖が止まってしまいます。

人間の細胞もタンパク質を合成するためのリボソームを持っていますが、細菌とは構造が違うのでアジスロマイシンが結合することはありません。アジーの有効成分は人体の細胞には影響を及ぼすことがなく、病原菌の増殖だけを止める働きがあります。アジスロマイシンは細胞分裂を邪魔する働きがあり、既に存在する細菌を殺傷することはできません。病原菌が細胞分裂をするタイミングで抗菌効果を発揮することで、増殖(細胞分裂)を抑えることができます。

ちなみにペニシリン系やセフェム系抗菌薬は、細菌の細胞壁の材料であるペプチドグリカンの合成を阻止する作用を持ちます。細胞壁を作ることができなくなった病原菌は、浸透圧に耐えられずに破裂して死滅します。これらの抗菌薬はペプチドグリカンでできた細胞壁を持つ細菌感染所に対して有効で、梅毒や雑菌感染症の治療に有効です。クラミジア菌にも細胞壁がありますが、ペプチドグリカンを含んでいないのでペニシリン系抗菌薬を服用しても抗菌効果がありません。アジーの有効成分は細胞の体を構成するタンパク質の合成を阻止するので、クラミジア菌のようにペプチドグリカンでできた細胞壁を持たない病原菌に対しても抗菌効果を発揮します。

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